はらわた

てめーら全員死ね!

皆さんは夢を見るだろうか。
私は基本、眠剤でラリって寝るので見ない。
もっとも9割悪夢なのでなんの問題もない。
その9割の8割ぐらいがゾンビに食われて死ぬ。
そのぐらい幼い頃に見たバタリアンは怖かったのである。

この間面白い夢を見た。 悪夢なのだが。
世界観はテラフォーマーズである。
テラフォーマーズベースで謎の学園モノであった。
学園に謎研究室があってその会議のシーンから始まる。
私は昆虫化しなかったのだが、何らかの形で重要ポジションについていた。
夢の私は制服こそ着てはいたが、相変わらず卑屈であり、何か口にしたら昆虫化しているスクールカースト上位のクソ共につっつかれていた。
ダラダラ続く会議。ずっと死ねと思ってぼーっとしていたその瞬間。
スクールカースト上位の腕が吹き飛んで向かいの席の奴の身体に突き刺さった。
突き刺さった奴は「いやそれお前の腕…」と言っていた。ウケる。
ギャグのようだがその世界ではそれがリアルである。リアルマッコイズ。
パニックになる会議室。全員逃げ出し学園には非常線が張られた。
その他の生徒も全員退避である。
コスい私はここなら警備が厳重だろうと博士の所に逃げ込んだ。コスい。夢の中でくらいかっこよく生きてほしい。
その後、少し落ち着いたらしく、ちらほら外出が許可されたタイミングで私も外に出た。
学園のホールらしいところに出たところで大きな地震が起きた。
嫌だな、俺地震嫌なんだわ…とか思っていたら、世界がモノクロになり、ボロボロとドット状に崩壊していった。
あ、俺は消えてなくなるんだ。この世界ごと消えて無くなるんだ。これで何もかも終わりなんだ。
そう思いつつ、時間が止まった。
そこで目が覚めた。

素晴らしい夢だった。
目覚めは最悪。たいへん怖い夢だった。
同時に現実に生きていては決して味わえない素晴らしい経験だった。
足元から世界が崩れていき、ここで終わりだ、自分は自分で無くなるんだ、もう何もかも終わりだ、という感覚。
夢の中で自分は、世界を紡ぐ神の存在を確信した。
神がこの世界を丸ごとリセットしたのだ、真剣にそう思った。

ゲームの世界の住人は、今まで過ごした時間、経験をリセットされる感覚を味わっているのだろうか。
そんなことを考えさせられる夢だった。
最近体験したどんなことよりもエキサイティングだった。大麻でもキメたかのような。
ゲームで思い出したがアンセムクソゲーである。
買わなくて良い。