はらわた

てめーら全員死ね!

カメラと向き合え

大体カメラの機能やレンズ性能に頼り過ぎなのだ。
やれレタッチだのトリミングだの。
ISOをガン上げ、露出をいじり、とりあえず開放してボヤかす。
それはお前が本当に見て、切り取った世界なのか?
本当に世界はその色だったか。
切り取った今、だったか。
シャッターを切った時、その瞬間、一枚の写真として成立するように。
そこまで考えて、シャッターを切って欲しい。楽しいから。絶対。

安易に写真のデータを弄ることは、私は良しとしない。
それは作品であるかもしれないが、写真とは言えない。
誇張された記憶であると思う。
撮って出しが美しい奴が一番良いのだ。
かといって、適当にシャッターを切るだけではそれはスマホと変わりない。
イン糞グラムのフィルター増し増しの写真になんの美しさがあろうか。

もっとも私はRAWを公式で推奨しているシグマユーザーなのだが。
ガンガン色を弄るし、トリミングも現像の際取り入れている。正直。
ダブスタってそれがボケになると思うのでそれで良いのである。ツッコミ待ちなのだ。
ツッコミがないボケは、タダの痛いやつで終わる。
もっとビシバシ来て?ツッコんで?

だが、それらは技術の進歩であると思う。
誰しもが気軽に高いクオリティの写真が撮れるようになった今。
素晴らしい。気軽に記録以上の写真が撮れる。
記録より記憶。自分がその時見ていた世界。
意識をすれば誰だって良い写真を撮れる。
意識して撮った一枚を、何気なくシャッターを切った一枚が凌駕することも多々ある。
考え過ぎも、また良くないのだ。
カメラを持ち出す機会をもっと増やせ。

それから数値いじり、トリミング、RAW弄り値、印画紙選び。
写真は美しい。思っているよりも。
うんざりしてくる。
自分はそのレベルなんかと。

時代錯誤は百も承知。
だが苦痛を伴ってできることもある。筋トレ的な。
さっさとISO100固定にしてカリカリに絞って撮る練習をしろ。
そこからやろ。